住宅産業においては、所謂シックハウス症候群の問題から、建築資材の接着剤、塗料等において、その安全性を証明する「4☆☆☆☆」マークが設定され、平成15年7月からは、建築基準法が改正されて、4星マークのないものは居室を有する建物、公共的な建物には使えなくなりました。又16年度は、所謂VOC問題(有毒揮発性化合物の排除問題)の対策として、溶剤型接着剤、溶剤型塗料の規制が厳しくなるため、接着剤、塗料ともに益々水性化が進んできております。水性接着剤、水性塗料ということは、樹脂としては、アクリルビニール樹脂エマルジョン、酢酸ビニール樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂デイスパージョンタイプ等の樹脂の廃液処理が問題になってきております従来から、水性塗料等の工場は、万が一廃液が田畑に流れ込む危険性を考慮し、海洋沿岸部、埋立地等に作られて来ましたが、海洋汚染防止対策としても当然の事ながら廃液は完全に処理されねばなりません。わが国では、上水に関する対策はすすんでいる割りに、工業排水についてはまだまだ研究も遅れており、今後の大きな課題と思われます。ここにご紹介する「ATフロックP」は、水性塗料、水性接着剤使用後の廃液処理用の高分子凝集剤として、自信を持ってお勧め出来るものです。
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